拙書「病気の9割を寄せつけない たった一つの習慣」にも記載しましたが、私は、口臭治療に東洋医学を積極的に取り入れています。東洋医学は、体質を絞り込む際に、「舌診」を取り入れています。本当に舌を見るだけで、「自分体質」が解るのかよ?と思うでしょうが、西洋医学的に考えても、舌の所見は重要です。
一般には、あまり知られてはいませんが、実は、舌には、血流・体液・自律神経の働きが、丸ごと現れる器官なのですね。
有名人の舌を見て、体質やその方の性格、運命論までを見てみましょう。
(本人を誹謗中傷する意図はありません)
一回目は、こちらの方を分析します。
相対性理論で有名な、アインシュタイン博士です。実際の写真は白黒の画像ですが、舌の状態を見れば、博士のおおよその体質が伺えます。
舌を観察すると、舌の側縁中央に裂紋が数か所、散見されます。これは、体液が損耗し、カラカラ乾燥体質に傾いている事を伺わせます。乾燥がキーワードになってきますから、皮膚も乾燥肌になってきます。おでこや頬周囲にシワが出ている事でも解ります。
舌にシワが出てくると、「乾燥注意報」が、出ているのですね。
乾燥注意報のメッセージが発せられると、色々な変調が現れてきます。
1.ドライアイ、髪の毛のパサつき
2.味覚異常、濃い味でないと味が解らない
3.関節の動きが渋る、足腰が弱くなる、慢性疲労
4.のぼせ、火照り、寝汗、コロコロ便
こうした渇きは、一晩の就寝中に潤いが回復するすると言われています。アインシュタイン博士は、晩年、10時間以上、睡眠を必要とした逸話が残っていますが、体液が十分に満たされないと、日常生活の活動が出来なかったのでしょう。
加えて、生前、愛煙家でも知られ、パイプタバコをくわえている写真も、多く残っています。喫煙には、ニコチンやタールが含まれており、口腔内の毛細血管を収縮させ、唾液の分泌をますます抑制します。
もし、舌にひび割れやシワが出来た際には、身体からの「乾燥注意報」が出ていると考えてみて下さい。
【食養生のポイント】
のぼせ、ほてり、微熱、寝汗や耳鳴りが強い時には、スッポン、豚肉、鴨肉、なまこなどを好んで摂取します。
加えて、牡蠣、あわび、牛乳、豆腐は、身体に潤いを与え、身体の中の水分が減ったことによる「空焚き」状態の、余分な熱をクールダウンする働きがあります。
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