最近経験した、本当に不思議な出来事

これは、何でしょうか?

 

コレ、「ウォレットチェーン」と言う商品です。同種のものとして、革製でできた「ウォレットロープ」なるものも有ります。

 

実は、恥ずかしながら、半年前に…財布を無くしました。カミさんと、銀行巡りをして自宅に帰ってきた後に、無くなっている事に気づきました。紛失してから、そんなに行動範囲が広くなかったので、銀行、車内、自宅駐車場、自宅などを、隅から隅まで探しましたが見つかりませんでした。次の日に、警察に問い合わせてみても、遺失物の届けはありませんでした。

 

さぁ、ここからが大変です。クレジットカード、キャッシュカードは全て停止して、運転免許証も再交付しなければなりません。幸い、カード会社に問い合わせてみても、不正使用は無かったので一安心でした。

 

ひとつ気になったのが、帰りのエレベーターの中で、私の後ろに強面の男性二人が先に乗っていて、怖いイメージを背中で感じていたくらいです。カミさん曰く、あの時にすられたんじゃないの?と言う指摘も、あながち、ゼロではないのかなぁと感じ始めていました。

 

そんな訳で、スリ防止のために、「ウォレットチェーン」を購入した訳です。

新しい財布のリング部分と、ズボンのベルト通しを接合して、容易に抜き取られないようにしています。

 

素材が真鍮製なので、カミさんの評判は…「なんか、守衛さんみたい」と言われていますが、背に腹は代えられません。

 

そんな経過を経て、財布を無くした事もひと段落して、日常生活が元に戻ってから4か月後、ナント、無くした財布が……突然見つかったのです。

 

何処から出てきたかと言うと、ある時、カミさんと車で移動中に、何かが右足に当たっています。何かな?と目をやると…助手席の足元に、それは「実体化」していました。本当にカミさんの足元のパンプスの脇に現れたのです。そんな場所は、何回も探したはずなのに…です。

 

紛失してから、2カ月後に、自家用車を車検に出して、帰ってきた時には、キレイに車内も清掃されていたのですが、担当営業マンからは、

「車内に、財布が落ちていましたよ」と言う報告もありませんでした。

 

まるで、並行世界(パラレルワールド)や別次元が存在し、一定時間を経て、再びこの世界に舞い戻って来たとしか思えない位の衝撃でした。これは、何も絵空事ではなくて、トンデモ科学大好きの私としては、こんな事件が実際に有った事を記憶しています。

 

『日本にタイムトラベラーが存在する』と言う記事の中に、

以下のような画像が出ています。

https://www.ltantei.com/time-traveler/より引用

 

昭和65年製の10000円硬貨です。昭和は、64年の1月7日に昭和天皇が崩御されたので、65年は、歴史上存在しないはずです。加えて、現在日本に流通している一般的な硬貨の上限は、500円玉です。1万円硬貨など有るはずありません。

 

記事をよく読むと、逮捕された男は、コンビニでこの1万円硬貨を使おうとして、御用になってしまったようです。大の大人が、すぐにバレるような犯罪をするとも思えません。もしかしたら、昭和65年が存在するパラレルワールドが確かに存在し、そこから来たタイムトラベラーなのでは?と、想像力も膨らんでいきます。

 

そして、これはSFの世界に限った事ではなく、実際に理論物理学の科学者は、近年になって大真面目にその可能性を論じています。それは、量子力学における多世界解釈や、宇宙論の「ベビーユニバース」仮説などです。

その理論的根拠は、この世界の宇宙を構成する物質は、正物質、陽子や電子など成り立っていると仮定しています。一方で、反陽子や陽電子などの反物質を疑わせるものも、微量ですが確認されています。

こうした物質のアンバランスは、ビッグバンを境に正物質と反物質が、瞬間的に同数出現し、相互反応により物質は消滅しましたが、その間に微妙な量のゆらぎが存在し、正物質の方が、ホンのちょっと多かったため、その残りが、現在の宇宙を構成する物質となったと解釈されています。

 

そして、ここからが重要なのですが、仮に、ビッグバンがこの世界でも何回も生じており、私達の宇宙とは逆に、「反物質」のみから構成されている世界が存在しているかもしれない…と言うのが、並行世界の根拠になっています。

 

それは、さておき、車内を何回も探しても見つからなかった、私の財布が、助手席の誰でも目に付く所の足元に「突然現れた」のは、まぎれもない事実です。

 

実は、前述したタイムトラベラーの事件を知っていた私は、カミさんに隠れて、もしかしたら、4カ月ぶりに異世界から舞い戻ってきたMy財布の中に、この世界では異質な、見慣れない物が紛れ込んでいないか?…こっそり、小銭入れをのぞき込み、昭和70年製のコインや、こちらの世界では見た事もないデザインのクレジットカードが存在していないか?

 

ひそかな楽しみをもって探してみましたが、

残念ながら、その様な物は出て来なかったです。

 

最近の日常生活の中で、一番、不思議で残念なひと時でした。