だ液博士として、テレビに初登場しました。

 

今まで、口臭治療の専門家として、15年間、ブランドイメージを構築してきましたが、現在執筆中の2冊目の書籍の題材が、

 

「だ液って…スゴいんだぜ!」

 

と言う内容を受けて、『だ液博士』を新しいブランドとして、メディア向けに訴求していきたいと考えていた所、早速、出演のオファーが舞い込みました。

 

4月8日(月)、テレビ朝日夜10時~、「新説 所JAPAN」に出演しました。

 

番組のテーマは、『食パンと日本人』です。

実は、以前、TBS『三宅裕司のゲンキの時間』に出演した時の番組制作会社が、今回の所さんの番組と同じ系列で、番組のテーマに合致した専門家として検討していた所、再び私に白羽の矢が当たると言う経緯がありました。

また、司会の所さんとは、以前、日本テレビ「所さんの目がテン!」に出演した以来のご縁です。

以前のブログでご紹介した、メディアとの付き合い方で、

 

先方の予定に合わせてあげる、提出原稿の期限は守る、アシスタント・ディレクターさんにも優しく接する…などの対応が、再び次のご縁をつないでいくという事が、はからずも、証明された形となりました。

 

3月下旬に、当院にチーフディレクター・ディレクター・カメラ担当・音声担当の計4名が来院し収録を済ませました。

 

日本人は、しっとりした甘みのある食パンを好む文化があり、

欧米人は、歯ごたえのあるフランスパンなど、硬いパンを好む傾向にあるのは、どうしてか?と言う視点で、番組の内容が構成されています。

 

ディレクターさんからは、どうして日本人と欧米人でパンの好みに違いがあるのですか?と言う問い合わせを受けて、

 

『だ液博士』としては、何とか…オゥと身を乗り出すような答えを用意しなければなりません。

 

まず、私が着眼したのは、日本人と欧米人の「だ液分泌量の違い」についてです。

 

早速、口臭の患者さんの中で、簡単なリサーチをしてみました。普段パンをあまり好まない方に対し、なぜ、パンを食べないのですか?とお伺いすると、

 

「なんか…モサモサして、飲み込みにくい」と言う回答を多く頂きます。

 

口臭が出ている患者さんの中で、だ液の分泌が少ない方は、パンに唾液が吸い取られ、嚥下する時に、喉元を通過する時に食材が乾燥してしまうので、あまり好んで食べる事が出来ないのです。

 

その為に、日本の食文化として、「菓子パン」なるものが考案され、少しでも唾液分泌を促す工夫が盛り込まれるようになりました。

 

では、なぜ日本人は唾液の分泌が少ないのでしょう?

 

 まず、最初に考えられるのは、

 

① 唾液腺の大きさが関係している点

だ液は、顎下腺・舌下腺・耳下腺と言う「唾液腺」から分泌されています。

つまり、体格が大きい外国人の方が、小柄な東洋人より、唾液腺の大きさ自体が大きい傾向にあります。

 

つまり、唾液を溜めておおける「タンク」そのものの大きさが大きいために貯蔵できる唾液量も多いのです。

 

② だ液のベースとなる基質も多い点

だ液は、何から作られているのでしょうか?水分でしょうか?

 

実は、唾液は…「血液」から作られています。

 

つまり、体格が大きい外国人の方の方が、「全血量」も多いので、唾液を多く作る事が出来るのです。

しっとりした食パンは、日本人の口腔内環境に合わせるように工夫された食材なのです。