中城歯科医院は、併設する形で、無料の駐車場を3台分ご用意しています。
そして、今年も、ツバメのつがいがやって来ました。駐車場の梁の裏側に位置する場所に巣を作ったので、カラスなどの外敵にも襲われないので、安全な場所です。
日中の日が高い時には、巣を留守にして、夜になると帰ってきます。画像では解りにくいですが、チャンと「つがいの夫婦」です。身を寄せ合って、仲良くくっ付いています。
もし、卵が産まれれば、片方の親は卵を温めなければいけないので、巣が空になる事はありません。
毎年のように来てくれるのですが、ツバメの足に発信タグを付ける事も出来ないので、同じ夫婦の燕さんなのか?巣立っていった子供たちが、場所を覚えていて、再び来訪しているのかは、知る由もありません。
ただ困った事に、生き物なので仕方がないのですが、フンを落として汚してしまいます。患者さん用の駐車スペースなので、お車を汚したら…と、困っていますが、梁の出っ張りが受け止めてくれているので、今のところは、事なきを得ています。
そう言う思いで、YouTubeを見ていたら、ナント、ツバメの親子の成長を写した「ライブ中継」をしているではないですか!その他にも、巣立ちまでをまとめた動画もあります。
仕事が終わって、ひと段落をした後、何となくボーっと見ています。何時間見ていても飽きる事はありません。
必死な生命の営みを…単なる本能と割り切ってみる事が出来ない、命の息吹を感じます。
ひな鳥を見ていると、3~5匹程度の子供たちにも、色々な個性がある事が解ってきます。
● 家宝は寝て待てのように、エサが来るまで丸まってスヤスヤ寝ている子
● 親鳥が来るまで、必死になってお口大きく開けて、ピーピー泣いている子
● キョロキョロ周りを注意深く見て、餌場に来た、クモやアリを、パクっと食べている子
などです。
こうしたチョットした違いが、ひな鳥の成長に大きな変化を与え、しっかり者のひな鳥ほど、成長が早いです。
これを、全て本能のなせる業…と、解釈してはいけないような、命の必死さを見る事が出来ます。
でも、数年前、実はこんなアクシデントがありました。
カラスの襲撃です
その年は、無残にも巣は完全に破壊され、ひな鳥はカラスの餌食になってしまいました。
人間として、自然界の営みに干渉する事は許されないのですが、何とも理不尽な思いを抱きました。
人間界でも、暴走自動車が3歳の子供と親を跳ねてしまう死亡事故が起きています。同じ子を持つ親として、何ともやるせない思いを抱きます。
あの、巣を破壊された親鳥は、突然我が子を失って、どういう思いを抱くのでしょうか?
所で、順調に育ったひな鳥君たちに、親鳥は、飛び方のデモンストレーションを行います。
「こうして、羽ばたいてごらん」
こんな声が聞こえてきそうです。
やがて、巣立ちの日が来ます。
何の未練もなく、あっさり飛び立つ子、飛び出す事が不安で、何回も躊躇する子、まだまだ巣立ちはしないぞと居座る子など、個性が出てきます。
私達夫婦にも、成人したばかりの姉弟がいます。二人とも、大きな障害に巻き込まれる事なく、出来りだけ早く我が家を巣立って、立派な社会人になってもらいたい…と、思ってます。