「福招きマルシェ」に行って、タロット診断をしました。セッションをマジシャン的に考察する

 

IMAの会で知り合いになった、Tさんが、天皇即位の儀の祭礼に当たる10月22日(火)に、都内でフェスを開きました。色々な分野で活躍されているスピリチュアルの方々との共同で、セッションをして行きます。

 

当日、Tさんは、『MARI』と言う名前で登録していたみたいです。(以降、MARIさんで統一します)

MARIさんのセッションは、大人気で、予約状況は、こんな感じです。

9:00-9:30×、9:30-10:00◯、10:00-10:30×、10:30-11:00×、11:00-11:30×、11:30-12:00×

12:00-12:30×、13:00-13:30 クリスタルボウル演奏タイム 

14:00-14:30×、14:30-15:00×、15:00-15:30◯、15:30-16:00◯、16:00-16:30◯、16:30-17:00×

 

私は、カミさんと一緒に参加し、10時からと10時半からの2コマをキープしておきました。

少し早めに着いたので、早速、カミさんからセッションスタートです。

 

途中から、カミさんが2枚のタロットカードを、任意で抽出するというセッションがありました。MARIさんは、手に持ったカードをシャッフルして、手を横に滑らせながらテーブルにランダムで広げていきます。

 

カミさんは、左手の人差し指で2枚のカードを引き当てます。

私は、この一連の行為をジッと見ていたのですが、恐らく、このカードを引くだろうなぁ…と思って見ていたら、案の定、ドンピシャとカミさんは、私が想像していた通りのカードを、2枚とも引いてしまいました。

 

以前、私は子供の頃にマジックを趣味にしていた事があると、ブログで書きました。

https://www.nakajomotoo.com/nichijo-20181129-5/

 

マジックの世界では、あたかも観客が任意でカードを引いたように見せかけて、実は、マジシャンが恣意的に誘導して、高い確率で特定のカードを選ばせてしまう…と言うテクニックがあるのです。

 

これを、カードの強制法(フォース・テクニック)と言います。

 

アッ、ちなみに演者であるMARIさんは、このテクニックを駆使した訳ではなく、たまたま、カードを広げた時に、そのような配置になってしまっただけ…と、申し添えておきます。

 

以下の動画を見てみて下さい。強制法の一部がネタバレしています。

 

もし、占い師やカウンセラーが、このテクニックを応用すれば、自由自在に特定のカードを引かせる事も可能です。

 

タロットカードの絵柄の意味は詳しく無いですが、例えば、健康に不安を抱いている相談者に「ドクロ」のカード引かせる事も出来ますし、良縁を希望している方に、「出会い」のカードを与える事も可能になります。

 

恐らく、良く当たると評判のカウンセラーは、もしかしたら、こうしたテクニックを駆使しているのかもしれませんね。

 

所で、実際のセッションは、私達夫婦の関係性を、ピタリと言い当てる内容でした。

 

実は、私は男ですが…女々しい所があります。

一方、カミさんは女性でありながら…すごく男気があって、男性ぽいです。

 

25年間、一緒に暮らしていますが、この男っぽさで、私は何度も自分の人生を良い方へ導いて貰いました。

 

例えば、結婚当初の25年前、私は東洋医学を歯科臨床に取り入れたくて、色々歯科業界の雑誌を調べていました。当時は、インターネットも普及していなかったので、紙媒体で調べるしか手立てがありませんでした。

 

そんな折、大阪で歯科医師向けの漢方講座がある事が解り、1年間を通じた勉強会なので、やや遠方である事もあって、申し込むかどうか?ウジウジしていました。

 

カミさんに相談した所、

「世間知らずだねぇ…世の中の営業マンは、大阪までなら、みんな日帰りで仕事しているよ!迷っているんなら、さっさと申し込みを済ませ、とっとと行って来てきたらどうなのよ!」

 

と、ハッパをかけられました。

私は、この一言が無ければ、大阪まで漢方の勉強会に行かなかったです。そして、その先に続く、鍼灸師の資格を取る為の夜間専門学校に通う事も無かったですし、最終的には、口臭治療をする事も無かったと思います。

 

正に、私の人生のターニングポイントだったと思っています。

 

そのような訳で、もし、占い師やカウンセラーの方が、仮に、カードの強制法を用いていたとしても、その先に控える、人生のアドバイスが的確に出来るのであれば、私は、こうしたテクニックを用いても、特に問題は無いと思っています。

 

ところで、MARIさんは、13時から、クリスタルボウルを使って、幻想的な音楽を奏でるパフォーマンスも披露してくれました。

 

先月のブログで、水晶と音叉を用いた、周波数の調整をしている私にとっては、心地よいクリスタルの音源が、音としてではなく、「態」を成した「場」として、身体に染み入ってきました。同席していた小さなお子様は、演奏中にMARIさんの絵を描きだしてしまい、子供の感性の方が、よりピュアで素直なんだなと思いました。

 

会が終わって、町を出る頃には、すっかり雨も上がり、新天皇を祝うように、キレイな虹も出ていました。

 

やっぱり、神様の思し召しってあるんだな…と、再確認しました。