あぁ…オレも年を取ったんだなと言う話

 

以下のブログには、若干、性的な表現が含まれます。不快に感じる方は、ブラウザの「戻る」ボタンで、ここで、退出して下さいませ。

 

今年になって、還暦を過ぎた老骨には、生活のいろんな場面で、「アレ?年取ったかな」と言う場面に遭遇する事が増えてきました。

 

今月のブログは、その一つをご紹介してみましょう。

 

【ショッピングセンターのトイレ事件】

久しぶりに家族で商業施設に繰り出し、一日の最後にささやかな夕食の機会を持ちます。飲食を終えて、駐車場まで行く間に、殆どの場合、トイレに行って用を足す事になります。

 

問題はココからです。(退出するなら、ここでお願いします)

 

男性用の小便器をふと見ると、便器の下の方に、何やらマークが見て取れます。よく見ると、弓矢の的のようなデザインです。

 

男子たるもの、このデザインの意味は、すぐに理解できました。以前、アップしたブログの内容と同じように、出来るだけキレイに使って貰うために、射出する場所を教えてくれているのです。

「人を動かす」・・・最近、ニヤリとした出来事

https://www.nakajomotoo.com/nichijo-20190630-2/

 

これは、お小水を便器の外に出さずに、ここに命中させてね…と言う意図のもとに、シールが貼ってあるわけです。

 

「はい。その意味は解りました。」

「それでは、そこに命中させてあげましょう。」

と、力んでみても……なぜか命中しないのです。

 

どんなに腹圧をかけても、一歩前に近づいても、ターゲットまで届かないのです。

 

「あれ、おかしいな…ウーン」と、気張って見ても、我が息子から放たれた放物線は、的の下に垂れ下がります。

 

ちなみに、私の横で小水をしていた、リアル息子の方に聞いてみたら、「余裕で飛び越えていたぜ!」と言う話だったので、若い子は、朝飯前だったようです。

 

【加齢に伴う排尿障害について】

高齢になってくると、東洋医学では「腎」の働きが衰えてきます。腎虚によって、腰・膝は衰え、性欲は減退し、白髪が増えてきます。

同時に、腎は水に関係して来るので、「排出障害」と「蓄尿障害」が出てきます。

排出障害は、「勢い良く出せなくなる」障害です。これは、膀胱排尿筋の収縮力低下や、前立腺肥大によって、膀胱出口が狭窄して抵抗感が大きくなることで、排尿が渋ってくるのです。

これに対し、蓄尿障害は、「小水を溜めておく事が困難になる」障害です。これは、膀胱排尿筋の過活動や、膀胱出口に締まりが悪くなり抵抗感が弱くなる事により、尿道閉鎖圧が低下して、小水を我慢する事が難しくなり、突然の尿失禁や頻尿を生じます。

 

そう言えば、最近、小水を我慢する事も難しくなり、一旦、尿意を催すと、いてもたってもいられなくなり、運転中などは、近隣のコンビニによって、ペットボトル飲料を買って、トイレをお借りする機会も増えてきました。

 

今年初めの健康診断でも、前立腺がんのマーカーの値が、閾値を少し超えたので、念のためにMRIの撮影、内視鏡で生検を行い、結局は問題なかったのですが、要経過観察になりました。

 

何となく、生検をしたあたりから排尿障害が出てきたので、主治医に問い合わせをしたのですが、「直接の因果関係は無いと思います」との判断でした。

主治医によると、尿失禁は、日本の高齢者の中で、約400万人が悩みを抱えているそうです。性差は、尿道の構造により、女性の方が男性の2倍以上となっています。

 

東洋医学で、「腎虚」を改善する為には、

1.黒い食材が良いので、クルミ、黒ごま、黒豆、黒きくらげ、ひじきなどが第一段階です。

2.次いで、粘りのある食材として、山芋、なめこ、オクラ、そら豆、納豆などを摂取します。

3.その他、筋肉と腱の滋養には、牛すじや鶏手羽先、ふかひれ、豚足を煮込んだスープは、コラーゲンが多く含まれているので、老化防止になります。

4.加えて、オリーブ油やえごま油、ナッツ類も肌のコンディションを整えます。

 

漢方では、八味地黄丸を服用して、腎を補い、冷えをさばいて、来年は見事、的に命中させたいと考えています。