私達夫婦は、共働きなので、夕夜の食糧調達は私の役回りです。仕事が終わって、夜の7:30位から、近隣のスーパーに買い出しに出かけます。
我が家はサラダが好物なので、野菜中心の食生活です。最近は、「アボガド」を食べる機会も増えて、サラダに一味添えて、変化をつけています。
そんな中で、ゴロゴロと陳列してある商品の中から、これぞ!と言うものを選び出し、買って帰るのですが、5回に1回位は、「ハズレ」を引いてしまい、1個:198円が無駄になってしまいます。「またこんなの買ってきて、ダメなパパねぇ」と叱られます。
失敗のアボガドは、まだ若く、消しゴムのように硬かったり、硬さは程よいのですが、身の中に黒い巣が入ってしまい、風味が損なわれたりした物を引いてしまいます。
アボガドは、外から見ただけでは、なかなか解らない所が泣き所です。そこで、いつも贔屓にしている洋風居酒屋に出向き、マスターに少し余裕が出た時を見計らって、
「ベストタイミングのアボガドを見分けるコツは、何か無いですか?」と、問い合わせた所、さすが、プロフェショナルです。見立てを教えてくれました。
1.アボカドの美味しさは、脂肪分にあります。その脂肪分は、収穫した後、身の中で増加する事は無いので、ある程度熟成した段階で刈り取られたものでないと、どんなに良いタイミングでゲットしても、そもそも美味しくないのだそうです。
2.それでは、どんな所にその変化が出るのかと言うと、やはり、皮なのだそうだ。皮のハリがしっかりしていて「艶」がある物を選ぶと良いそうです。特に、黒い色が濃い物を選ぶのがポイントです。ただ、あまりにも黒すぎて表面の皮にブヨブヨしたシワがあるものは、逆に熟しきっているので、避けるのが賢明です。
3.その他、あまり強くやる事は出来ませんが、手に持ってみて、「ヘタのヘソの部分」少し力を加えた時に、均一にジワッとした柔らかさを感じるものが良いみたいです。強くやり過ぎると、お店の方に怒られるので、あくまでもサラリと試すようにしましょう。
本当いうと、消費者としては、「アボガド鑑定士」のような職業の方がいて、その基準をクリアしたものを市場に出してくれたら一番良いのですが。
所が、実際にこうした対策をして、市場に出ている商品があるのです。
それが、バナナです。
(株)ドーワテックから引用
http://www.dohwatech.co.jp/bananakakou.htm
バナナは、青い状態で船積みされ、日本に届いてから、バナナ色付け師と言う職業の方がいて、程よく熟成してから市場に出します。正式名は「ライプナー」と言うのだそうです。
基本的には、人が管理して、エチレンガスを倉庫の中に満たし、温度と湿度を管理しながら黄色く熟成させていきます。ただ、近年、この辺のさじ加減を、人工知能の「AI」に判断させて、製品化しているようなので、人がやるべき市場が浸食されています。
家庭で熟成させるときは、リンゴからエチレンガスが出るので、ビニール袋に入れて、リンゴと一緒に、アボガドやバナナを入れると、身が程よく柔らかくなるようです。
エチレンガスを出す、その他の果物として、あんず、梨、マスクメロンなども上げられます。
何とか、アボガドも、安心してスーパーで買えるように品質管理して貰いたいですね。