去年のブログで、ツバメの親子のレポートをしました。
https://www.nakajomotoo.com/nichijo-20190731-2/
https://www.nakajomotoo.com/nichijo-20190731-3/
先月のブログで、カラスの襲撃に合い、せっかく産んだ卵が割れてしまい、巣も破壊をされたツバメのその後です。
当初、巣の中には親鳥が1匹しか残っておらず、残りの1匹は、カラスに連れていかれたのかなぁ?と思っていましたら、数日後に、チャンと2匹になって戻っていました。
この1匹が、最初の奥さんなのか?どこかで見つけてきた後妻さんなのかは分かりませんが、とにかく戻って来てくれました。
その後、どうするのか?動向を見ていたら…、ナント、
ツバメのカップルは、再び産卵にチャレンジし、1週間したら3個の卵を産みました。
しかも、続いて2日後には、2個を産み落としたので、現在、巣の中には5個の卵がひしめき合っています。ツバメにしてみたら、何としても自分の子孫を残さなければならないので、感傷に浸っている暇はないのです。
そもそも論になりますが、このツバメのカップルは、去年のツバメの夫婦と同じツガイなのか?新参者なのか?足環でも付けておかないと、検証のしようが無いですが、実際にそれを調べた方がいます。ツバメ博士によると、
http://tsubameblog.bird-research.jp/article/174558705.html から引用
『バードリサーチ集会で福岡賢造さんがによると、大阪府の河内長野市の商店街で行った足環調査の結果では、翌年も同じ商店街に戻ってきたツバメは約4割で、さらに、その中でも4割程度が前年と同じ巣に戻っていたそうです。そうすると、オス・メスのどちらかが同じ巣へ戻ってくる率は15%位になります』
やはり、私は、去年のツバメさんと同じカップルだと信じたいですね。
ここで、面白いのは、
『新潟県上越市で新井絵美さんと長谷川克さんが行った調査では、前年のツバメ夫婦がどちらも無事に戻ってきたケース26組のうち、再び夫婦になったのは9組だけでした。面白いことに「再婚」した9組はすべて、オスがメスより先か、オス・メス同日に調査地に到着したケースだったそうです。一方、メスがオスより 先に到着した場合は、別のオスと夫婦になってしまったそうです。
つまり、オスの方が未練タラタラで、メスはサッサと新しい種を見つけてしまうのです。
何となく人間界でも同じことが言えて、男は分かれた元彼女の事をウジウジ引きずり、女はアッサリ見切りをつけて、新しい男に鞍替えできる事でも解りますよね。
さて、新しく出産にチャレンジした卵も、2週間を経て、最初に生んだと思われる3個の卵がかえり、ヒナがうずくまっています。
でも、巣の中を見ると、本来であれば、追加で生んだ2個の卵が有るはずなのに、1個しか見えません。ヒナの下に隠れていると信じて、もう少し様子を見てみましょう。