音声SNSのclubhouseの『good・スメル・らぼ』Vol.6のゲストスピーカーとして、香害の情報発信をしている「安達はつみ」さんに登壇して頂き、「香害とは」と題して、非常に示唆に富むプレゼンをして頂きました。
安達はつみさんは、自然食品の普及を中心に、身体に良い食生活の情報発信をしています。
自然生活アドバイザー、世界の自然生活研究所などの活動もしています。
また、ご自身でもclubhouseで、「香害SOS!」のroomの運用をしています。
私と臭気判定士の松林さんとで運営している、世の中の臭いの全てを解き明かす…テーマにピッタリの方なので、是非とも、とお願いしたら、快諾して貰えたので、新しいご縁が出来ました。
お話を拝聴し、非常に示唆に富む内容でした。
特に、
● 柔軟剤の中に用いられている香料に対し、化学物質過敏症として、健康被害を受けている方がいる事
● さらには、ニオイを封じ込めるためのマイクロカプセルにも、身体に害がある事
● 成分表示に、香料の詳細な成分名の記載義務は必要ない事
● まだ、明確な治療法がないので、使わない・遠ざける事くらいしか、対応策が無い事
● マイクロカプセルが付着すると、その粘着き成分が長く残り、電化製品の故障を招いたり、火災のリスクを引き起こしたりする可能性がある事
【歯科とマイクロカプセル】
例えば、私が専門に扱う口臭治療の中で、除菌療法を行う機会があります。その中で、抗菌薬として、「ペリオクフィール」という薬剤を使用します。
口腔内は湿潤した環境です。薬剤を応用しても、すぐに洗い流されてしまいます。その為に、適度な粘り気を与え、組織に付着しやすい粘性を持たせています。加えて、「マイクロカプセル」の中に薬剤を封入し、長時間にわたって、患部に薬剤が浸透する様な設計になっています。
マイクロカプセルの素材には、エチルセルロース、ポリビニルアルコール、ゼラチン、アルギン酸などが用いられています。
マイクロカプセルの性状によって、作用時間などをコントロールできる背景があるので、非常に有用な技術なのですが、その微細な粒状、停滞性、非分解特性によって、時として、身体にとって害をなしている時があるのです。
医療従事者として、改めてマイクロカプセルには、その使用法に注意を払わなければならないと再認識しました。
【マイクロカプセルと生薬】
実は、自然素材の中にも、マイクロカプセルは存在しています。
その代表的な例は、生薬の「桂皮」です。これは、シナモン・ニッキと言った方が分かり易いかも知れません。
紅茶に付いてくる、茶色いスティックです。
このシナモンの何とも言えない良い香りは、「精油成分」から由来しています。
実は、この精油を蓄える役目の細胞として、精油細胞が存在します。この細胞膜が「油滴」の役目を担い、シナモンのニオイを封じ込めているのです。
精油成分は、非常に揮発性の高い性質があます。この精油を細胞に取り込む事で保護される仕組みになっています。この構造によって、すぐに揮散せずに、長時間にわたって、少しずつ香りが維持されることに出来ます。
天然のマイクロカプセル構造になっている訳です。
所で、桂皮を使うお菓子として、「八つ橋」が有名です。アンコを入れた、「おたべ」の方ではなくて、固焼きの方の八つ橋は、見た目が、桂皮にそっくりです。もしかしたら、その事も含めて、この様なデザインにしたのではないか?と、思ってしまう位、似ています。
紅茶に付いてくる、茶色いスティックです。
このシナモンの何とも言えない良い香りは、「精油成分」から由来しています。
実は、この精油を蓄える役目の細胞として、精油細胞が存在します。この細胞膜が「油滴」の役目を担い、シナモンのニオイを封じ込めているのです。
精油成分は、非常に揮発性の高い性質があます。この精油を細胞に取り込む事で保護される仕組みになっています。この構造によって、すぐに揮散せずに、長時間にわたって、少しずつ香りが維持されることに出来ます。
天然のマイクロカプセル構造になっている訳です。
所で、桂皮を使うお菓子として、「八つ橋」が有名です。アンコを入れた、「おたべ」の方ではなくて、固焼きの方の八つ橋は、見た目が、桂皮にそっくりです。もしかしたら、その事も含めて、この様なデザインにしたのではないか?と、思ってしまう位、似ています。