去年の、第12回、日本口臭学会は、バーチャル会場でオンデマンド配信だったので、初の試みとして、読み上げツールを使った、「ゆっくり魔理沙とゆっくり霊夢」を登場させてしまいました。後で聞いた話ですが、学会の中では、色々問題があったようです。
何事も、イノベーションを起こすには、賛否両論の評価が出てきます。
今年度の第13回、日本口臭学会は、「演者が口頭による口演に限る」と言う制限が付いてしまいました。
大会委員長からの報告では、その後、偉い先生方が話し合い、
「今後、こうした発表を認めるか?」論議がなされたそうです。
●新しい試みとして、認めていかなければならない時代になった
●斬新すぎるキャラクター使用は、いかがなものか
●学会発表は、演者本人に限るので、読み上げ音声が、本当に演者かどうかの保証がない
などの意見が出たそうです。
もしかして、3番目の意見を指摘した先生は、ゆっくり魔理沙と霊夢は、そうした声の主が、勝手にしゃべっている…とでも思ったのでしょうか?
魔理沙も霊夢も、私から出てきた自動音声なんですけど、そのことが上手く伝わっていないようです。
色々討議がなされた結果、「その都度、大会委員長に、採否は一任する」と言う、何とも、日本的な決着で、幕を下ろしました。
今年の大会委員長に、「何とか、魔理沙と霊夢を登場できないでしょうか?」と、懇願したのですが、今年は、口演で…と言う事で落ち着きました。
ただ、同時に、漢方とか東洋医学とか、取っ付きにくい題材を、分かりやすく表現した点は認めると言うお言葉も頂けたので、折衝案として、以下の代替え案が提示されました。
●本編の学界での発表に、魔理沙と霊夢を使う事は認めない
●ただ、学会の内容を2部構成にして、後編に当たる部分で、魔理沙と霊夢を登場させることは問題ない。
と言う事です。
少しだけ悔しいので、「大人の事情」を汲み取った上で、前編に当たる学会発表でも、例えば、「吹き出し」を用意する事で、魔理沙と霊夢の掛け合いを、演出しようと思っています。
こうした試みは、ヘアヌード写真集と同様に、ここまではOKだけど、ここから先はご法度…と言うギリギリの所を攻めながら、お上の顔色を伺いながら、ゲリラ的に、少しずつ変えていく必要がありそうです。
ただ、若い先生からは、
「よくぞ、やってくれた」
「後に続く我々も、これで、やりやすくなった」などの評価も頂戴しています。
年に一度の学会なので、波風立てずに、オモシロ真面目に、これからも新しい事に挑戦していきます。
あっ、本編の学会では、「口頭での口演に限る」と言う部分は厳守しつつ、一ひねり加えた手法で、今一度、学会をザワザワさせたいと考えています。