スマホで疲れた目は、眼輪筋を休ませ、涙を分泌させる事

 

スマホで疲れたブス顔は、目にも及んできます。

スマホの画面を凝視すると、疲れ目により、目の下の皮膚のたるみ、ドライアイを引き起こしたります。

 

今回は、スマホの連続使用により始まる「ブス化」の内、目の養生法にも触れておきましょう。

 

スマホによる疲れ目には、実は、東洋医学のツボ刺激と、涙を積極的に分泌させることが有用です。

 

【ドライアイチェックリスト】

□毎日スマホを30分以上、連続で使用する、□疲れ目を感じる、□焦点が合わず、かすんで見える、□乾きを感じる、□目が血走って充血している、□眼球を動かすと、特定の方向でゴロゴロする、□目やにがよく出る、□目の前に、暗点やキラキラした点が出やすい

 

以上の内、3つ以上該当するようであれば、スマホ疲れが出ているので、以下の養生法が必要になります。

 

【ドライアイに効果が見込めるツボ】

ドライアイの治療では、鍼灸で下記2つのツボをよく使用します。

 

●人中穴(ジンチュウ)

 

まず、何と言っても、人中穴が一押しです。

鼻尖の真下で、上唇の上端と鼻の付け根の溝の間にあるツボです。人体に散在する「急所」のうちの一つで、とても敏感な部分です。

歯ブラシストレッチの最後に、「少しイタ気持ち良いくらい」の力加減で、歯ブラシの柄の末端で、優しくゆっくりと、3分ほど刺激すると良いでしょう。

 

ツーンとした感じが目の方に走り、ジワっと涙が出てきます。

 

鍼灸領域では、「覚醒のツボ」の一面もあり、直接針を打つと、全身や脳に電撃が走った感じになり、健常人が施術を受けると、目がパッチリして、夜が眠れなくなるくらい覚醒感があります。何かで卒倒して、意識を失った時には、人差し指を九の字に曲げて、正拳突きすると、一発で目が覚めます。

 

●承泣穴(ショウキュウ)

 

補足する形で、承泣穴もおススメです。

正面を真っすぐ向いて、瞳孔の真下をたどって下に向かい、涙袋の下に位置するツボです。

 

こちらも、歯ブラシの柄の末端で、心地よい強さで、ゆっくり優しく30秒間、刺激を与えます。目の周りは、非常に敏感です。やり過ぎは禁物です。

 

【涙は何から作られる?】

実は、涙は、唾液と同様に「血液」から作られています。この事から、血液の質良くして、量を確保しておけば、唾液の分泌も旺盛になると、東洋医学では解釈しています。

 

【血液の質良くして量を確保する食養生】、

貧血傾向の時は、

①鉄分不足。

②蛋白質不足。

③ビタミンC,B12不足。

④カルシウム不足

 

が上げられ、補足的に、

⑤ ビタミンE、K、葉酸も摂取。

⑥ 緑黄色野菜も摂取する。

⑦造血に必要な微量元素として、「銅」を含有する玄米、くるみ、豆類、とうもろこし、きのこ類を摂取します。

 

【ドライアイに有効な食事】

にんじん、ほうれん草、キャベツ、小松菜、れんこん、トマト、セロリー、パセリ、アスパラガス、しそ、黒豆、黒胡麻、昆布、のり、ぶどう、いちじく、さくらんぼ、みかん、レモン、しじみ、牡蠣、ぶどう酒。

 

【ドライアイに有効な漢方薬】

何と言っても、枸菊地黄丸(こぎくじおうがん)が、第一選択です。処方箋が無くても、一般薬として、ドラッグストアで手に入ります。