ボクサーの赤穂選手を応援する

 

youtube動画で、いつも応援しているプロボクサーの赤穂亮選手が、9月3日に試合をすることが決定しました。試合まで2週間、一番神経がピリピリする時期に、スパーリングの動画を公開してくれました。

 

 

動画を拝見すると、ずぶの素人が言うのもおこがましいですが、36歳になったとは言え、ステップの速さ、パンチの切れ味など、さすが世界ランカーだと思います。

 

実は、ヒトの視野には「視覚」が存在します。

この特性を上手く使えば、「見えないパンチ」を繰りだす事も可能になります。

 

【盲点の見つけ方】

盲点は、盲班とも言われ、「マリオット盲点」の事です。

網膜の中で、視神経が束になっている部分は、視神経乳頭が存在します。実は、この部分には「視細胞」が存在しません。この部分に投影された視覚情報は、映像化できません。ところが、普段、何気なく見ている視野上に、常に視覚化できない盲点が存在していないのはなぜでしょうか?

それは、目から入った情報が、脳に伝達されると、脳機能のイメージ補正によって、上手く補完されて盲点の部分を埋め合わせて見ているのです。

 

 

でも、盲点は存在しています。その見つけ方は、

① まず、例えば片方の左目を閉じます。

② 次に、右手の人差し指を立てて、真っすぐひじを伸ばし、肩の高さまで上げます。

③ 右目だけで、人差し指の先を見つめ、その位置から目をそらさないようにして。右腕を。ゆっくり右方向へスライドさせていきます。

④ すると、何故か視界から指先が消えるポイントが存在します。そこが『盲点』です。

 

もし、ボクサーの選手が、この盲点を理解していれば、見えない所から、いきなりパンチを繰り出す事も可能になります。

 

赤穂選手の動きを見ると、ジャブを放つときに、相手選手の左方向にパンチを出しています。恐らくこの位置は、盲点につながる所なので、もしかしたら、赤穂選手は、盲点の事も知った上で、パンチを出しているのかもしれません。

 

もう一つ、合法的に試合を有利に進める方法があります。それが、「錯視」です。

 

錯視で策士になる訳です。

 

人の目は、多くの錯視現象を有しています。見えている物だけが真実とは限りません。

 

 

この中で、「エビングハウス錯視」を見てみて下さい。真ん中の黒丸は、どう見ても、左側の方が小さく見え、右の方が大きく見えます。

 

ボクシングは、相手との距離感を探り合う競技です。自分のパンチは届き、相手のパンチは貰わない所で試合が出来れば、百戦百勝です。

 

もし、相手と対峙する胸板に、こうした錯視につながる模様を印記することが出来れば、実際の立ち位置よりも、近づいた位置に錯覚させる事が出来るかもしれません。

相手選手が、「パンチが当たる距離だ」と思っても、実際には、錯視によって、遠い所いるのです。

 

もちろん、胸に「入れ墨」を入れる訳にはいきません。

それでは、どうしたら良いのでしょうか?

 

東洋医学には、「吸い玉療法」と言う施術があり、ガラス瓶の中を燃焼などで陰圧にして、皮膚に被せれば、皮膚は吸引され、ちょうど、キスマークを付けたように、皮膚の表面が内出血をして、紫色にうっ血して変色します。

 

吸い玉の直径は、各種あるので、治療の一環として、胸に錯視につながる凌な紫色のマーキングを入れる事も可能になります。

 

 

常に相手との距離感を把握し、「制空権」の探り合いをするボクシングの試合では、実際には遠くに立っているのに、目の前に存在しているように錯覚を抱かせることも可能になるのではないでしょうか?

 

赤穂選手にも教えてあげたい所ですが、「漢」赤穂さんとしては、そんな手を使わなくっても勝つので大丈夫…と言われそうです。

今回の試合に勝って、是非、もう一度、世界タイトルマッチをしてもらいたいです。