最近、女優さんの浮気ゴシップが、世間を騒がせています。
その度に、「下免如菩薩内心如夜叉」（げめんじぼさつないしんにょやしゃ）と言う言葉を思い返します。
意味としては、顔は菩薩のように美しく優しいが、心は夜叉のように険悪で恐ろしいの意。婚礼の際、花嫁衣裳の時に、角隠しの被り物をするのは、この角を隠すためとも言われています。
今回、不倫が話題になった女優さんも、お姿は整っていますが、身体には、入れ墨もあるらしく、今までお付き合いしてきた男性遍歴を見ると、薬物で逮捕された方もいるので、何となく怪しい雰囲気が出ています。
今回の不倫相手は、一般人のシェフの方のようです。
でも、男目線で考えてみた場合、もし、今まで憧れでしかなかった、長年のファンの女優さんから、「お付き合いしましょう」と言い寄られたら、思わず「ヒャッハー、マジかよ」と言う思いになって、私自身、正気を保てるかどうか？その場になって見なければ分かりません。
所で、この「夜叉」は、微妙に東洋医学とも関わってきます。
王舎城の夜叉神である「鬼子母神」は、万人の子持ちでしたが、人の子を奪って食べるという鬼女でした。これを知ったお釈迦様は、彼女を戒めようとして、彼女の最愛の娘を拉致してしまいます。
子を失った親の悲しみを分かってもらう為です。
実は、ザクロの実の味は、人肉の味とよく似ているといわれます。
お釈迦様は、「どうしても、子供の肉が食べたくなったら、代わりにザクロを食べなさい」と鬼子母神に分け与えました。
仏教ではザクロのことを「吉祥果」と言って、とても目出度い呼び方をします。
最近の若い方は食べた事がないでしょうが、昭和世代の私は、町内の雑木林にザクロの木が生えていました。木から直接もぎって食べるのは、泥棒になりますが、実が熟れて落っこちた物なら大丈夫だろうと言う事で、庭から拝借して、かぶりついた思い出があります。
酸っぱい物好きな私としては、今でも思い出すと、唾液が出る位、懐かしい味です。
実は、このザクロも立派な生薬で、石榴皮（セキリュウヒ），石榴根皮（セキリュウコンピ）と言います。主に、果皮と根皮を使います。
有効成分は、根皮にアルカロイド、タンニンが含まれており、薬効は、果皮，根皮ともに「駆虫作用」があります。細菌性腸炎による下痢，ぎょう虫・条虫・回虫の虫下しにも用いる。また、果皮には止血作用もあり、不正性器出血に用いる。口内炎にも効果があり、古来は果皮の煎液で、含嗽剤としてうがいをしていました。
生涯、浮気をしないで、今のカミさんと添い遂げたいと考えています。
