東京ビッグサイトで、メタバース総合展を催していたので、見学に行ってきました。事前登録で、入場料の5,000円は無料になります。加えて、法人組織の場合は、部長クラス以上の役職で、「VIP待遇」で、招待を受けることが出来ます。
そんな訳で、子会社のマーケティング部、本部長の役職で、参加してきました。
VIP控室に行けば、ペットボトル飲料や、コーヒーマシンで休憩が出来ます。
メタバースやオープンAI、バーチャルリアリティーの分野は、2023年になって、飛躍的に進歩してきました。
会場は、若い人ばっかりだと思っていましたが、意外と、私と同じ世代の方も多く、多くの方に関心がある分野だと思いました。
やはり、私と同年齢の方は、パソコンが「マイコン」と言われていた時代から、オタクの申し子として、コンピューターに触れてきました。その発展を、一から見て来た、始祖でもあります。恐らく、皆さん、ずっと関わってきた分野なので、放ってはおけない衝動に駆られるのだと思います。
会場に到着すると、私も遊園地に来た子供のように、落ち着きも無くキョロキョロしながら、お目当てのブースに見出向いて、説明を聞いたりします。
例えば、LOGIC・MAGIC社の「celface」を使えば、人間の表情を読み取って、アバターの動きに反映させることもできます。
https://twitter.com/i/status/1674262757531873280
年齢・性別に関係なく、誰でもカワイイ女の子に変身できるのです。
これこそが、私が長年追い求めてきた、私と言う存在の「最終回答」です。ようやく時代が追い付いて、手軽にアバターを作ることが出来るようになりました。
アバターは、偏屈で、オタクでボッチの私にとっては、超ドストライクな活動なのです。
かく言う私も、今年の口臭学会に、「四国めたん」ちゃんのアバターを用いて発表しました。これは、中城=四国めたんと言う形で、両者は同じ存在として、正体をバラしています。
実は、私にはもう一人、全く別の存在のアバターちゃんを用意しています。この二人の関係性は、私というリアル世界の存在と、アバターと言うネット世界の代弁者は、完全に切り離して、全くの別人格として活動しています。
家族にも、私のアバターが誰か?は、話していません。
以前、付き合いのある編集者から、「もしかして、このアバターちゃん、先生でしょ?」と、指摘された時も、しらばっくれて、完全否定をしました。
そして、ここからが重要なのですが、このアバターが主張する内容に関連づけて、中城歯科に誘導する為の導線も設定していません。ここを紐づけてしまうと、それはアバターではありません。
単なる広告になり下がります。
私とアバターは、完全に別なのです。ここの部分は、取り組んだ当初から、一貫して守っている、私自身のポリシーです。
一旦アバターを立ち上げると、日常生活で、見るもの・聞くもの、全てが2つの人格で受け止めるようになります。何とも不思議な自分になるのです。
「これは、私ではなく、○○ちゃんの方で語らせた方が面白いかな?」と言う感じです。
【なぜ、アバターが必要なのか?】
この世の中の誰かにとって、「有益な情報を届けたい」と、考えた時に、私自身が情報発信してしまうと、どうしても、ウリウリの気持ちが出てしまい、純粋に気持ちを届ける事が難しくなってしまいます。
そこで、思考を切り離すために、アバターの存在が必要になってくるのです。
そういう観点で、子供時代を振り返ると、
●本郷猛に対する…仮面ライダー
●伊達直人に対する…タイガーマスク
●不動明に対する…デビルマン
●ハヤタ隊員に対する…ウルトラマン
など、心躍らせたヒーローは、全員、アバターだったのだと、理解できるようになりました。
みな、正体を隠し、変身する事で、何かを成すために、孤独な戦いを繰り広げてきました。
私自身も、「口臭に悩んでいる方に、損得抜きで有益な情報を届けたい」と思った時に、
アバターに変身しないと、想いを届ける事は出来ない
と言う事が分かり、アバターの活動を始めた訳です。
ヒーローが「変身する」事の本質が、ようやく分かった気がします。
アバターの活動は、孤独です。
誰にも、自分の存在をオープンにする事は出来ません。
命、続く限り、アバターを通じて、世の中の役に立っていきたいと考えています。