2024年、私も65歳になり、前期老人の仲間入りをします。
私は出来の悪い二代目として、父親から家業を引き継ぎました。そんな私が偉そうなことは言えませんが、息子には幼少期から、「後は継がなくても良し、自分のやりたい道を進みなさい」と諭していたこともあり、目論見通り違う道に進みました。
中城歯科は、私の代で終了です。
コロナ肺炎の影響を受けて、私のビジネスも変化を求められました。また、その中でも大きなものは、以下の3点です。
これからの健康を顧みて、事前に対策をしておく訳です。
① 広告の運用をやめました。
② 在宅型口臭対策の商材を開発し、医院に来なくても収益が上がるモデルを作りました。
③ 従業員の数を減らしました。
① に関しては、広告費を計上しなくても、当院へ問い合わせがくるような導線を構築中です。
② に関しては、元来歯科治療は、医院に足を運んで、施術をしたことにより業を成すビジネスです。
これは、虫歯治療でも、人工歯根のインプラントでも、矯正治療でも、何ら変わるものではありません。
在宅型口臭治療は、医院に行かなくても、口臭対策が出来るので、いわば「エア患者」になる訳です。
動画配信とメール対応で、患者さんとのつながりを確保しています。
③ 従業員がいなくなれば、人間関係に気を使う事が無くなります。
いわれのない、内部告発や、パワハラで訴えられることも無くなります。
何より、固定費がいらなくなるので、ビジネスの効率が良いのです。まず初めに受付嬢を削減しました。
在宅治療がメインなので、医院で働く歯科衛生士・歯科助手も必要ありません。既に、2年前にリストラしました。
続いて、その他の従業員も、徐々に不要になってきます。
年を取ってつくづく思う事は、私の身に何かあった時に、周りの環境にあまり迷惑をかけずに、サッと身を引く事が重要なのではないか?と、考えています。
その中でたどり着いたのが、「お一人様ビジネス」です。
患者さんからの問い合わせも、メールが中心です。口臭測定も、在宅型を中心に、動画配信によってリモートで成り立ちます。
わざわざ医院に来なくても、改善効果を確認できます。
まず、フロントエンド商材から入って、バックエンド商材に移行すれば、末長い利益化が可能になります。
医院でやる事と言えば、通販の為の発送伝票を作って、集荷に来てもらうだけです。
その他の、ブログのアップや文書作成も、在宅社員(SOHO)の方にお願いしています。
もう、究極的には、「シャッターを閉めていても」、食べていけるようなビジネスモデルが出来上がった訳です。
こども達も成人しました。あとは、夫婦二人が、慎ましく生活していければ十分です。
偏屈で、オタクでボッチの私には、「お一人様ビジネス」は、ピッタリの究極進化系だと思っています。
この先、大きな病に犯されるかもしれません。突然ポックリでは無理ですが、ある程度、時間に余裕がある場合は、この場で公表する機会があると思います。