7月某日、山梨県に出向き、もも食べ放題を満喫してきました。収穫体験は、炎天下で身体に堪えますし、虫刺されなどの懸念から、女性陣から反対が入り、既に収穫済みの冷えた桃を、食べるだけの、40分間食べ放題にエントリーしました。
甲府盆地を眼下に眺めながら、剥いては食べるを、黙々と繰り返します。
事前のレビューで、美味しい桃を提供している、「グレープガーデン安全農園」さんへ出向きました。
出された桃は、どれもクオリティが高く、大根の様なカチカチの桃は、1個もありません。私は時間内に「4個」の桃を食べきりました。
問題は、食べた桃の個数ではありません。
私は日ごろから、偏屈でオタクでボッチである…と、口外しています。
いつも仕事場に使っているスタバでも、既に店員とは顔なじみになっていますが、いつも、そっけなく注文の際は、
「ドリップコーヒー、ホット、ショート店内で」しか言葉を発しません。
店員さんも、この人は、世間話の一つもしないオヤジなんだな…と言う事で、粛々と、コーヒーを用意するだけです。
「今日は、熱いですね」など、気の利いた雑談も出来ません。冗談を言うような人ではない…と、全ての従業員さんには認識されています。
そんな私ですが、桃食べ放題の山梨のお店では、女性の店員さんに、
「桃の様なチャーミングな方ですね」と、自然に声がけしてしまいました。
桃農園の雰囲気、桃色ホッペの従業員さんなど、全てのシチュエーションが、完璧にマッチしていたので、自然に口から、こうした言葉が出てしまったのです。
言った傍から、「やべっ、変な事言っちまったかな?」と思いましたが、もう遅いです。
普段、気の利いた戯れ事を言い慣れない還暦オヤジですから、話を受けた店員さんも、「えっ、そうですか」と言う感じで、妙にモジモジしています。
でも、帰りがけにお土産の桃を受け取った後、レジの下の引き出しから、何かを取り出し、
「これ、オマケです。よかったらどうぞ」と、レーズンの袋を頂戴したので、有り難く貰って帰りました。
その対応に、あまり気分を害した感じではなかったのかな?と思ったので、少しほっとしました。
【なぜ、こうなったのか?】
1年前より、アバターの活動をしています。アニメ女子に変身し、学会発表や情報発信をしています。
メタバース空間において、もう一人の別人格を有するキャラクターを持ってしまったのです。
日常生活の中で、あらゆる、見るもの聞くもの、全ての情報に対し、極端な事を言えば、二人の人格で評価するようなクセがついてしまったのです。
そして、時として、仮想空間にいるアバターちゃんが、
「たまには、こっちの世界にも、顔を出してもいいでしょ!」とばかりに、しゃしゃり出る時があるのです。
その瞬間が、先ほど申し上げた、レジの女の子に、他愛のない声がけをする場面だったのです。
もうすぐ前期老人になろうとしている還暦オヤジでも、性格が変わる事があるのです。
もし、久ぶりに会う機会があって、その時に、何となく私の雰囲気が違っていたら、それは、アバターちゃんが、顔を出している時なので、温かく見守って頂けると有り難いです。