EVの「ioniq6」の試乗に行く

 

普段、EV乗りとしては、昨今の中国製、韓国製のEVの台頭は、目を見張るものがあります。

今回、韓国製のEVの実力を視察するために、CXCヒョンデカスタマーセンターに出向き、ioniq6の試乗をしてきました。 

 

 

もしかしたら、ヒョンデ(現代)自動車の現状を、一番知らないのは、日本なのかもしれません。

 

既に、世界的に見れば、第4位のメーカーになっています。

もう韓国製なんて…とバカにしていると、足元をすくわれる所まで来ていると思います。

いま、液晶テレビ・スマホ市場で起きてしまったゲームチェンジが、再び、電気自動車でも起きようとしています。

 

試乗車は、セダンタイプです。バッテリー容量は、72kw程度なので、日常使いには充分です。試乗してみて、骨格がシッカリしている所からくる剛性感は、すぐにわかりました。段差を乗り越える時、カーブを曲がる時に、ボディーは、ミシリとも異音を発しません。

 

空気抵抗係数(CD値)も「2.1」と非常に優秀です。これは、高速走行時の電費にも、非常に良い影響を与えそうです。

 

空力を追求したために、ボディー後端は、「尻下がり」のデザインです。

日本では、尻下がりのデザインは売れない…と言うジンクスがあります。ioniq6で、今度こそ、このイメージを打破してもらいたいです。

 

モーターショーでお披露目されたプロトタイプは、さらに先鋭的でした。ただ、実際に市販化となると、各部のデザインの変更も求められます。

 

 

電気自動車は、バッテリーの収納スペースが、骨格の一部を共有するので、ボディ下部が強固に出来る利点があります。加えて、重いバッテリーを下部に収めるので、低重心化も出来るのです。さらに、フロントにエンジンが無いので、タイヤの位置を、極限までボディの四隅に配置できるので、結果的に、ホイールベースも長くとることが出来、高速安定性にも貢献するなど、イイことずくめなのです。

 

ioniq6も、試乗コースで体験したところ、充分、競争力のあるレベルに仕立てられていました。

 

韓国車、侮り難しです。

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