巨大ロボットアニメ展

 

2月18日は、横須賀開港記念日に当たり、横須賀美術館で行われる、「巨大ロボット群像展」が、入館料無料になるので、早速出向いてきました。

https://www.yokosuka-moa.jp/archive/exhibition/2024/20240210-810.html

 

当初は、カミさんも同伴するはずだったのですが、朝起きた時に「かったるい」と言い出す始末で、急遽、一人で参加です。

 

元来、ロボットアニメは、男のロマンなので、女子は不要だぁ…と言う事です。

開館30分前に行って正解でした、開場する頃には、駐車場は満車となり、入場が制限されていました。

 

展示品は、鉄人28号から始まり、マジンガーZ、ザンボット3、ガンダム、ライディーン、ジャイアントロボなど、昭和初期から、平成くらい迄の時代を網羅しています。

 

私は、鉄人28号のテレビ実写化は記憶にないですが、アニメ版からは、リアル視聴世代です。

 

 

実写版は、高校の文化祭ですかぁ?と突っ込みが入るくらいチープです。

アニメ版は、大分洗練されてきましたが、それでも鈍重感は否めません。でも、子供の頃、このアニメに夢中になっていました。時が流れて、テレビのカラー放送と共に、ロボットアニメも進化していきます。

 

合体ロボとして、ゲッターロボ・ボルテスファイブ・コンバトラーVあたりが、ギリギリ視聴していました。

 

その後、勧善懲悪のロボット物ではなく、人間ドラマを盛り込んだ、「機動戦士ガンダム」が世に出る事になります。

 

アニメ作家の富野由悠季監督は、スポンサーであるおもちゃメーカーの意向は全部汲み取る事を条件に、制作の承認を取り付けました。そして、ストーリーには、戦争の悲惨さ、善にも悪にも、戦争の正当性があり、その中で織りなす人間模様を描いていきました。

 

美術館の展示にも、撮影NGでしたが、ガンダムのデザインの、初期案から、何回かの改変を経て、最終案に至るまでの苦悩を描いた、ラフスケッチが展示されていました。

 

初期案は、オモチャメーカーが出したデザインで、何とももっさりしています。「これじゃない感」ハンパないです。それが、回を重ねるごとに洗練されてきて、あの見慣れたガンダムになっていく変遷は、マニア垂涎のものでした。

 

現在は、CG全盛になってしまいましたが、ファーストガンダムは、今見ても原点にして・頂点だと思います。

 

ただ一つ残念だったのは、私の人生に多大な影響を与えた、「伝説巨神イデオン」のブースが無かったことです。皆殺しの冨野の面目躍如の名作アニメです。コンセプトアートや絵コンテなど、拝見したかったです。でも大満足の一日でした。